つどい1周年にあたり(2024.9.15)

つどいを昨年8月から開催してきて1年がたちました。これまでの皆様のご理解、ご支援に感謝申し上げます。
私自身の事になりますが、私は2021年9月から10月にかけてワクチンを2回接種して直後には熱が出たり腕が痛む事はありましたが、その他の大きな症状はなくて翌年6月、接種から約8ヶ月後に目に症状が出てその後にも全身にいろいろな症状が出てきました。その為、たくさんの医療機関に受診しましたが検査しても特に異常がない、様子を見ましょう、気にしすぎではないかなどと言われ症状の改善にはつながりませんでした。それどころか段々と悪化していき身体は苦痛だし思うように動けないと絶望感に包まれる中、いろいろと調べるうちにこれはワクチンの影響だと確信した私は、全国有志医師会の名簿にあった名古屋市守山区の浅井医院を受診しました。
浅井先生は私の苦しい状況を受け止めてくれて今の症状はワクチンのせいだろうとも話して下さいました。
今まで何でこんな事になっているのか分からなかったのですが、やっぱりワクチンのせいだったんだと納得出来た事と、わけも分からずだんだん悪くなる状況に苦しんでいる気持ちを受け止めてくれた事で心が軽くなり、身体の状態はかなり悪い時期でしたが飛び跳ねるような心境で帰った事を覚えています。

その後浅井先生からは、話をきいて参考になる事を伝えて欲しいと言う事で患者さんを紹介されるようになり、ネットでやり取りしたり電話でお話しするようになりました。
その中の一人とは実際に会って話す機会がありましたが、会ってみると身体は疲れますがその何倍も楽しいし同じ患者であるという安心感を実感して元気が出る事が分かり、いつか患者同士が会う機会を作りたいなと思うようになりました。
更に、頼もしい相棒に出会えた事やたまたま自分の体調も良くなってきた事も重なり、昨年の8月に第1回を開催する事が出来ました。
始めは参加者がいるのか心配でしたが皆さんに来て頂くようになり本当に感謝しています。

浅井先生からは今までに24人の患者さんを紹介して頂きました。
皆さんのお話しを伺う時間は私自身にとってもかなり有意義ですし、同じようにワクチン後遺症で苦しんでいるという共通の思いがある事が癒しになっています。
浅井先生経由でつどいに参加される方が多くて先生あってのつどいだと今更ながら感謝しております。
ワクチン後遺症患者は症状があって受診しても話を聞いてくれない認めてくれないという経験をたくさんしています。
そうした経験を繰り返す中で身体の辛さに加えて心の辛さを重ねて傷ついて来ました。
ただ、つらいのですねと言ってくれるだけでどれだけ救われるかを浅井先生が教えてくれました。
浅井先生、本当にありがとうございました。
このつどいの場がワクチンによって心身の苦痛を抱えている事を受け止める場であり、心身の苦痛の改善を手助けする場であり、様々な情報を共有する場でありたいと思っています。

そして、つどいを通じて患者家族だけでなくお手伝いして下さる方と知り合う事が出来た事も有難く思っています。
ボランティアの皆様には貴重な時間を使って来て下さり本当に感謝しています。
様々な施術のおかげで確かに気分や体調が良くなりますし、皆さんから得られる情報はとても貴重です。何より患者さんの力になりたいという皆様のお気持ちが本当に嬉しいです。
今は自分の事で精一杯ですが、いつか体調が許すようになったら皆さんと同じように多くの人に対して何らかの力になるような活動をしたいと思っています。
今後も淡々とつどいを続けていけたらいいなと思っていますのでどうぞよろしくお願いします。

新型コロナワクチン後遺症患者救済についての要望書の提出(2024.1.31)

新型コロナワクチン後遺症患者救済についての要望書

 愛知県内では近年、新型コロナワクチン接種後の後遺症と思われる症状が続いている患者が多く見られていることをご存知でしょうか。新型コロナワクチン後遺症患者には、長引く心身の不調のために日々の生活を送るだけでも多くの支障が生じています。更に医療機関から受診を断られたり、働けなくなり経済的に困窮したり、学生の患者では通学ができなくなったりと様々な困難に遭っています。
 このような場合の国の制度として「予防接種健康被害救済制度」(以下救済制度)がありますが、医療機関へ申請に必要な書類の作成や発行を依頼しても断られる事例が多々発生しています。また、作成や発行に応じた場合でも記載方法が間違っているために、患者が何度も足を運び修正を依頼する必要が生じています。このように申請の手続きだけでも大変な苦労が伴うため、申請自体をあきらめてしまう事態も少なくありません。
 また、新型コロナワクチン接種が原因で体調不良が起きている事に気づいていない方も多く見られており、治療や手続きが手遅れにならないように後遺症の現状や救済制度について広く県民に知らせる必要性を感じております。
 患者は途切れることのない身体の苦痛に耐え社会的な弊害に遭いながら生きています。中には苦痛や弊害が受け止めきれずに心が病む者もいます。新型コロナワクチン接種後に苦しんでいる患者の現状を知り少しでも患者が救済されますよう、愛知県として以下の事に取り組んで頂くように要望致します。

〈要望事項〉
1. 新型コロナワクチン接種後に起きた健康被害の影響による心身の問題および生活上の問題についての現状を調査する事。また県内各自治体に新型コロナワクチン接種後に起きた健康被害の影響による心身の問題および生活上の問題について患者が相談できる窓口を設置する事。
2. 愛知県内すべての医療機関に対して新型コロナワクチン後遺症を訴える患者の受診を拒まないように、また救済制度申請の際に必要な受診証明書やカルテの写しなどの書類の発行を拒否しないように通達を出す事。
3. 医療機関用に「受診証明書記載マニュアル」を作成しホームページや広報等で周知する事。また作成したマニュアルを医師会、医療機関等に分かりやすく案内する事。
4. 救済制度申請書類の書き方の案内を作成しホームページや広報等で周知する事。また希望者に案内を配布する事。
5. 愛知県内の市町村の救済制度担当者に対して救済制度についての勉強会を行う事。
6. 新型コロナワクチン接種記録の保管期限延長を国に働きかける事。または県独自として延長するようにする事。
7. 新型コロナワクチンによって健康被害が生じた愛知県内の小中高校に通う児童•生徒の状況を把握するための調査を行う事。また教育を受ける機会の保持のため、体調不良で通えなくなった子供にオンライン授業を検討したり診断書がある場合は出席停止扱い等を検討するなど、進級卒業に関し柔軟な合理的配慮を行うよう各学校に通知する事。
8. 新型コロナワクチンによる健康被害によって職を失った患者の調査を行い、再就職難航者に対する生活の救済のために必要な措置を行うように国に働きかける事。

参考資料
1. 健康被害救済制度における「受診証明書」の記載マニュアルー春日井市HPより
2. 奈良県行政文書開示資料(「新型コロナウィルスワクチン接種に係る健康被害救済制度に関する市町村情報交換会次第及び資料」)

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